法話
梅花流詠讃歌

法話・梅花流詠讃歌のご案内

法話とは

私たちの日常は朝がくると太陽は東から昇り、夜になれば陽は西に沈んでいきます。コロナ禍にも境内の草木は成長を重ねて生い茂り、やがて枯れ土に還ってゆく。同じように私の身体は今この瞬間も新陳代謝を繰り返しいて、古い細胞は新しい細胞へと生まれ変わり、私がいくら変わりたくないと願ってもこの身体は刻々に新しく生まれ変わっていくのです。それは一人ひとりの意志や思い計らいに関係なく、絶え間ない変化のなかで私たちが生かされているということです。だからこそこの1日はかけがえのない日々なのですが一方でその予測不能とも言える、なかなか思い通りにはならない世の中の変化に私たちは一喜一憂し、愛おしくもあり、時には執着して思い悩むことがあります。このように移ろい変わりゆくいつ何があってもおかしくない現実を仏教では「無常」と言い、全ては縁によって生じる「縁起」の思想とともに根本的な教えになっています。そしてこれらの教えは、いつの時代も私たちの苦悩と言う悩みに寄り添って2500年という時を語り継がれてきました。

そこで曹洞宗ではこの教えを私たちの日々の生活に具体的にはどのように活かしていったら良いのか。このことを分かりやすく興味深く説いていくのが「法話」とお考えいただけれと思います。皆様の人生をよりよく生きるための一助となることを願っています。

住職 合掌

動画一覧

宮崎誠道師「コロナ禍の一歩」

宮崎誠道師「心の声を聴く」

曹洞宗特派布教師 宮崎誠道師「茄子の生命から」

梅花流詠讃歌とは

曹洞宗には法要やお通夜の席に唱える梅花流詠讃歌という宗教音楽があります。梅花流詠讃歌はお釈迦様や道元禅師、瑩山禅師の教えを日本の風土に合わせた優しいメロディーにのせてお伝えすることを目的にお唱えします。当山でも30年以上にわたり檀信徒皆様と共に、四季折々の法要やお通夜等のあらゆる場面でお唱えさせて頂いております。毎週、木曜日の午後1時から智照院本堂で練習会を行っています。お寺まで交通機関を使ってお出かけ頂くのが困難な場合は、寺族が伺い始めることもできます。お唱えに用いる道具も無料で貸し出しできますので、先ずはお気軽にお電話ください。お経を唱えることはもちろん素晴らしいことなのですが、また違った視点から仏教に親しむことができます。大勢のお仲間と一緒に先ずは一度唱えてみましょう。

寺族 宮崎智美 合掌

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