盆大施食法要のご案内
盆大施食法要とは
お盆は、お彼岸とならんで昔から行われている大切な仏教行事の一つで、その時期は地方によって様々ですが一般には7月15日(旧暦)あるいは月遅れ盆(8月15日)のいずれかに行われます。そしてこのお盆に合わせて全国の曹洞宗寺院では盆大施食法要が修行されることが多いようです。意外に思われるかもしれませんが、この法要では普段供養されることのないあらゆる精霊(三界萬霊)にもお水やお供えものを施し、その功徳が廻りめぐって皆様各家のご先祖様のご供養となりますようにという願いをこめてお勤めいたします。ここで大切なことは縁のある人とない人とを区別することなく、あまねく精霊を供養するということ。当山では毎年8月2日お盆に先がけてご参詣の皆様と共に、この盆大施食法要をお勤めいたします。
お盆を迎えるにあたり皆様のなかには今は亡き大切な人に思いを寄せながら、頂いてきたご恩を直接お返ししたいと思う方がいらっしゃるかもしれません。しかしながら、心の中に生きているその人に直接お返しすることができないので、私たちはお盆にお帰り頂くご先祖様のために手を合わせて感謝してご供養申し上げ、頂いてきたご恩を今を生きている人たちや、これからの未来を担っていく全ての人に送っていくことで「ありがとう」と伝えていきます。亡き人から受けたご恩を子供や孫に、さらには社会に送っていく、これを「恩送り」と言います。そしてこの恩送りに気づかせてくれるのが、お盆のもつもうひとつの功徳なのかもしれません。
住職 合掌
盆大施食法要 申込み概要
日時 | 盆大施食法要 8月2日 午前8時より (受付は午前11時頃まで) 盆夜施食法要 8月1日 午後6時30分より (※8月2日にご参詣できない皆様の法要をお勤めします) |
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供養料 | 金、1万円 初盆供養料 金、2万円 |
申込み | 申込みフォームからお申込みください |
当日、不参の施主様はお塔婆と供物を準備してありますので、お盆までに当山へお立ち寄りいただきますようお願い申し上げます。
なお、お塔婆を郵送希望の方は別途送料(1200円)がかかります。